バイク用語辞典

逆回転クランク ぎゃくかいてんくらんく Counter-Rotating Crankshaft

エンジンのクランクシャフトは、タイヤと同じ方向に回転するのが一般的。対してタイヤと反対に回転するのが“逆回転クランク”で、最新MotoGPマシンの多く(恐らく全車)が採用している。逆回転クランクはホイールのジャイロ効果の緩和や、ブレーキング時のスタビリティ向上、ウイリー抑制など立ち上がりでの姿勢制御など多くのメリットが挙げられるが、デメリットもある。それはエンジン内部に“軸”を1本増やす必要があり、重量増や駆動ロスを生む。それでも採用するだけの効果がある。市販車ではドゥカティのパニガーレV4やホンダCBR1000RR-R、MVアグスタF3などが採用している

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