2013年からの国内向けCB400Fの同系で海外向けCB500がHORNETとして最新モデルで存続!
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HORNETといえば、CB1000の最新モデルとしてリリースされ発売が待たれるNewネイキッド。
そのHORNETを名乗るミドルクラス、500ccツインが輸出向けに2024モデルが存在する。
ホンダ・ファンならエンジンの外観から、2013年以来スーパーフォアと併売されてきたCB400Fと同系の2気筒であるのがわかるはず。
最新NX400でも搭載されている、ロングラン・ツインだ。
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海外とくにヨーロッパでは、500~600ccのミドルクラスが、ちょうど良いサイズとして大きなマーケットシェアを占めてきた。
とりわけA2ライセンスといった、日本で400cc以下の普通2輪運転免許のように中型向けで設定されている排気量ではなく35kW以下と出力でのリミットに対し、このCB500はホンダの主力モデルとなってきた。
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日本で2013年にリリースされたCB400FとCBR400Rは、400ccクラスでスーパーキングとして君臨し続けた4気筒のCB400スーパーフォアの影に隠れがちな存在だったが、手堅く扱いやすい機種として一定の指示を得てきている。
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ただこうしてHORNETを名乗る2024モデルの風貌を見ると、ミドルクラスの堅実さに最新モデルとしての感性が加わりロングラン・モデルを感じさせない。
グラフィックやカラーリングのちょっとしたセンスに、競争の激しい刺激的な海外マーケットの状況が伝わってくる。
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1994年からのCB500は、海外ミドルクラスで根強い人気モデルだった!
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この2013年からのCB500系も、ミニカウルのヘッドライト形状や車体の細かな仕様のマイナーチェンジを10年間で変えてきている。
基本的には67mm×66.8mmのDOHC8バルブ2気筒で471cc。A2ライセンス前提なので35kW(47HP)/8,600rpmの最大出力と、43Nm/6,500rpmの最大トルクを発揮する。
ホイールベースが1,410mmとコンパクト、車重は188kgに収まる。
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その前の世代のCB500は、1994年からで73mm×59.5mmで499ccだった。当時は57.1HP/9,500rpmからA2ライセンスや仕向け地での規制で27HP、34HP、50HPと出力も様々。
ただシリンダーに水冷ながら冷却フィンが刻まれたルックスなど、トラディショナルな嗜好のミドルクラス・ユーザーを意識したデザインが好評で、まさにスポーツバイクのフォルムが変わるタイミングの頃だったといえる。
この同時代のCB750を彷彿させる雰囲気で、国内向け400ツインがあったらどう見えたのか……過ぎたる時代への思いを馳せたくなる。