Vストも250に旅バイクは扱いやすい力量感のツインとアドベンチャーにはパンチのあるシングルを用意!


スズキのVストロームといえば「くちばし」フェンダーがトレードマーク。
元はといえば1980年代に盛り上がっていたパリダカール・ラリーで、大排気量ツインへ突進するメーカーと、ビッグシングルの道へ進むメーカーへと分かれ、スズキは単気筒のワークスマシンDR-Zetaを覇者ガストン・ライエが乗り大活躍、そのレプリカとしてDR-BIGと呼ぶDR750Sをローンチしたのがきっかけだった。
パリダカールのような過酷なシチュエーションでも走り抜く、そんなサバイバルなイメージが「男」の旅バイクのイメージと結びつき、以来アドバンチャ―系と呼ばれる旅(ツーリング)バイクのフォルムが定着した。
スズキはこのVストロームにビッグバイクから徐々に排気量の小さなクラスへもラインナップを拡充、2017年には250でもV-STROM250をリリース。
そして2023年にはV-STROM250SXを新たに加えた。



両モデル最大の違いはエンジンで、2017年デビューのV-STROM250は2気筒、2023年のV-STROM250SXのほうは単気筒。
2気筒は53.5mm×55.2mmでSOHCの2バルブ燃焼室の248cc、24ps/8,000rpmと2.2kgm/6,500rpmの2気筒なのに最高出力を狙わないロングストローク、グイグイ粘る底力と扱いやすいレスポンスでいかにも実用域を重視した旅バイク・エンジンだ。
V-STROM250SXの単気筒は、76.0mm×54.9mmで249ccのSOHC4バルブ、26ps/9,300rpmと2.2kgm/7,300rpmで2気筒モデルと比べると小気味よいピックアップで、非舗装路でも後輪をスライド気味に走るシチュエーションを意識した特性になっている。


この両車を揃えるあたりがさすがスズキで、250SXは164kgという軽さも2気筒の旅装備による191kgと差をつけている。
ところが旅バイクは、足つき性の良さと安心の安定ハンドリングで実は根強い人気を維持している。
対して250だからこそ、ちょっと遊びゴコロでスポーツ性を楽しめる可能性を込めたSXに注目も集まっているのだ。
どちらを選ぶか、これは乗ってみればまったく乗り味は異なるのですぐ結論がでる筈。
中古市場でも人気でなかなか見つからないVストの250は、ツーリングシーズンに益々人気が出そうだ。



