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最新テクノロジーが詰まった4気筒か、趣味性の高い2気筒かどちらを選べばいい?【教えてネモケン080】

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まもなく大型免許が取得できそうです。
いま、バイク選びで悩んでいるのがエンジン形式です。
趣味性が高そうな2気筒にしようか、最新テクノロジーが詰まった4気筒にしようか決めかねています。
どちらがビギナーにおすすめでしょうか?

A. バイク選びは、フィリーリングが大事です!
と言われてもわからないと思うので、気筒数ごとの特徴をお伝えしましょう!

免許取得前から絶対にこれに乗ると決めてる方も少なくありません。しかし、いざ免許取得目前、乗れる日が近づいてくると期待感と同時にバイク選びで悩ましい時間でもありますよね。

特に年齢を重ねてからの免許取得だと、あと何台乗れるかわからないしとか、せっかく乗るのだから奮発したいとかいう気持ちになるのもわかります。とはいえ、これだけ多くのカテゴリーのバイクが世界各国のメーカーからラインナップされ、なかなか選びきれないという声をよく聞きます。

ボクは、直感的に気に入ったバイクに乗り始めるのがいいと思いますが、イメージだけで選ぶのは不安とおっしゃる方も多いので、特徴を少しだけお伝えします。

趣味性の高い2気筒、最新テクノロジーが詰まったハイパフォーマンス4気筒という区分は間違ってはいません。しかし、趣味性の高さというのがビギナー向きでなかったり、ハイパフォーマンスだけれども強烈なパワーの領域を使わなければ馴染みやすかったりもします。

まず、自分がどのような使い方をしたいかを考えてみましょう。ツーリングは皆さんイメージしていると思いますが、長距離を旅したいのか、近くを散策気分で走りたいのか、コーナリングの醍醐味に浸りたいのか、などの自分が持っているイメージを曖昧にしないことが大事です。
ツーリングに特化したアドベンチャーモデルやオフロード走行も考えられたアドベンチャーモデル、アップライトなネイキッドモデル、セパレートハンドル前傾姿勢のスーパースポーツモデルなど、各モデルは見た目以上に一定の使われ方に特化したポテンシャルを持っていたりします。このあたりを事前によく調べておくことをオススメします。
実車が展示されているディーラーやショールームで、スタッフに機能的な説明を受けるとご存じなかった配慮などそれぞれのバイクのバリューを再認識できるはずです。そのうえで、ご自身のイメージと重ね合わせながら車両を絞り込んでいくと、きっとピンとくるバイクに巡りあえるはずです。

話がちょっとずれましたが、2気筒は基本的に低速域での扱いやすさと醍醐味はこちらに軍配が上がります。もちろん2気筒にもスーパースポーツは存在していて、これについては低速域だとビギナーには扱いにくく、ギクシャクとノッキングしやすいといった神経を使う場面も出てくることを覚悟しておいたほうがよいでしょう。ただし、ハイスペックなトップエンドモデルを除けば、発進から低中速の加減速まで、力強いたくましいトルクを意のままに操る趣味性を最大限楽しむことができるでしょう。

4気筒は、ハイパフォーマンスモデルによく採用されているエンジンではありますが、近年のモデルでは低中速域の扱いやすさも2気筒に負けていません。むしろレスポンスの俊敏さでは、低中速域では4気筒がまさるほどです。
また、そのエンジン形状も意外に重要で、車体との関係で安定感をもたらし、不慣れなうちは頼りになるはずです。

また、最近ヤマハのネイキッドモデル・MT-09やトライアンフのアドベンチャーモデル・タイガー900などに搭載されている3気筒エンジンという選択肢もあります。
どちらかというと、4気筒に近い特性を持ちながら2気筒のような低中速域での力強いトルクを感じることができます。

進化し続ける電子制御によってその特性を自在にコントロールできる時代となり、以前のようなパワーソースとしての差は感じにくくなっているという点もあります。しかし、そもそもの爆発回数の違いやエンジンの大きさの違いが、結局は走りの感性を左右しているのです。

やはり最終的には、ご自身で試乗されてそのフィーリングがどれくらい違うのかを実感するのがいちばんです。
そして、そこで感じた部分と冒頭のカテゴリーでの違いを組み合わせて考えていけば、いまの自分に合ったバイクが見つかるはずです。

まずは、無事に大型免許を取得して、各ディーラー、ショップでぜひ試乗してみてください!

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TRIUMPH STREET TWIN

イギリスのトライアンフのストリートツイン。900ccの2気筒エンジンを搭載するネイキッドモデル

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Honda CBR1000RR-R

ホンダの4気筒1,000ccスーパースポーツモデル

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YAMAHA MT-10 SP

スーパースポーツモデルYZF-R1からカウルを剥ぎ取った、最高峰の4気筒1,000ccネイキットモデルだ

Words:根本 健 Photos:ヤマハ発動機,トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン,本田技研工業