街乗りスクランブラーや伝統的カテゴリーではロードスターに属する新感覚ネイキッド!

ロイヤルエンフィールドは、新型ヒマラヤ(HIMALAYAN)のバリエーションモデルとなるGUERRILLA(ゲリラ)を発表した。
新型ヒマラヤとの大きな違いは、前21インチと後17インチのスポークホイールにオフ系タイヤだったのを、前後17インチのキャストホイールにラジアルタイヤで、いわゆるオンロード系のスクランブラータイヤ装着の仕様。
デザインもシティランナバウトをイメージさせるフォルムとグラフィックだ。

エンジンはNew HIMALAYANの、水冷DOHC4バルブ単気筒。ボア×ストロークが84×81.5mmの452cc。我が国では大型2輪免許が必要となる。
規制対応など各国で仕様違いもあるが、最高出力40ps/8,000rpmと最大トルク4.08kgm/5,500rpmがヨーロッパで発表になっているスペック。
HIMALAYANが生産国インドの高地で瓦礫の連なる道を走破する前提で、スロットルの反応を過度に鋭くせず大きく開けたとき3,000rpmでも80パーセントも発揮する、力強く扱いやすい特性が特徴とアピールされているのにも期待できる。
アシスト&スリッパークラッチも装備され、快適な軽いクラッチ操作が可能。電子制御を社内開発も可能な同社らしく、スロットルはライド・バイ・ワイヤーで、ライディングモードを「パフォーマンスモード」と「エコモード」の2種類で選べる。

シート高は見た目よりは低く、780mmと日本人にも安心サイズ。いかにもトラクションを活かせそうなリヤまわりの設定や、ストロークを適度にタウンユース前提に設定しているフロントフォークなど、いかにもフレンドリーに乗りやすく、走りの醍醐味へ近づけようとする意図も感じさせる。
日本には2025年デリバリーの予定、価格はNew HIMALAYANとほぼ同じ!

車体色はAnalogue_SMOKE、Flash_BRAVABLUE、Dash_PLAYABLACK、Dash_GOLDDIP、Flash_YELLOWRIBBONの5色。
ラインナップにはいくつかのグレードが用意され、4インチTFTメーターパネル横に新しいトリッパーダッシュ(地図などを表示可能)がある最新ショットガンと同じ仕様や、ミュージックから天気予報、車両情報の機能に加え、GPX形式でルート記録機能などを仲間と共有できるなど3種類の仕様がある。

ヨーロッパで発表になっている価格だと、New HIMALAYAN(日本では88万~89万9,800円)と同レベルかグレードの低い仕様では若干下回っているので、まさに国産ミドルのスクランブラーやロードスターと競合する機種だ。


ライフスタイルとしてスポーツバイクを採り入れようとする若い層だけでなく、既存の日本車が新しさを感じさせない閉塞感に飽きているキャリアライダーにも、このゲリラはまさしく刺さる可能性を秘めているといえそうだ。

SPEC
- Specifications
 - ROYAL ENFIELD GUERRILLA 450
 - エンジン
 - 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
 - 総排気量
 - 452cc
 - ボア×ストローク
 - 84×81.5mm
 - 圧縮比
 - 11.5対1
 - 最高出力
 - 49.hp/8,000rpm
 - 最大トルク
 - 4.08kgm/6,500rpm
 - 変速機
 - 6速
 - フレーム
 - スチール鋼管ダイアモンド
 - 車両重量
 - 173kg(乾燥)
 - サスペンション
 - F=テレスコピック正立
R=スイングアーム+モノサス - タイヤサイズ
 - F=120/70-17 R=160/60R17
 - 全長/全幅/全高
 - 2,145/833/1,125mm
 - 軸間距離
 - 1,440mm
 - シート高
 - 780mm
 - 燃料タンク容量
 - 11L
 - 価格
 - 未定
 



