What's New

次世代ネイキッドの新しい感性を纏ったSHOTGUN 650が正式リリース【What's New】

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期待が高まる新感覚ネイキッドスポーツの市販モデルを発表!

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先の2023 EICMA(ミラノショー)で、カスタムのベースモデルという位置づけで参考出品されていたSHOTGUN(ショットガン)650の市販モデルがリリースされた。
ロイヤルエンフィールドには、空冷並列2気筒のスタンダードなネイキッドのINT650、カフェレーサースタイルのインターコンチネンタルGT650、そしてクルーザーのスーパーメテオ650の3機種がラインナップされている。

発表になったショットガンは、この3機種とは次元の異なる新感覚のベーシックなネイキッドという位置づけ。
それを表す一環として、コミック調のイラストもリリースされた。

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実はこの作者が、RIDE HIのYouTubeでinterviewに応えてくれた開発当事者のエイドリアン・セラー氏なのだ。
そう聞くとこのショットガンが何をターゲットにつくられたか、よりわかりやすく伝わってくる。

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いわばオートバイ乗りの心に宿る、生きたカルチャーとしてカスタムへと突き動かされる胎動のようなモノ……
スポーツバイクの一台に変わりはないが、より心模様を感じられるベーシックなバイクを標榜している。

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このイラスト、開発していくプロセスでロイヤルエンフィールド社内で、コンセプトを直感的にわかりあえるツールとして活用されてきた。
そこからして、既存のスポーツバイク・メーカーとは一線を画した存在といえる。
高まる期待感もこのわかりやすさで、さらに効果的に広まっていくに違いない。

スーパーメテオをベースに、走りにスタイルを求めないスポーツバイクを軸に、カスタムしやすい仕様を用意!

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ショットガンは、そもそもカスタムしやすいようにベーシックな仕様として、メーカーからもご覧のように多種多様なカスタムパーツが用意されている。
たとえばベースモデルはシングルシートだが、タンデムシートやリヤキャリアをマウントするサブフレームはボルトオンで、ベーシックモデルではこのサブフレームがないリヤフェンダー剥き出しのシングルシート仕様。
日本では車検などの関係で、タンデムシートが装着された状態で販売されると思われる。

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EICMAでの発表時には、ご覧のようにタンデムシートはキーひとつで脱着が可能で、外すと荷物を載せられるキャリアが顔を出す仕様が紹介されていた。

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エンジンはINT650、GT650に搭載されてきた空冷OHC4バルブの648cc、スーパーメテオ 650で規制対応などを経た仕様で、最高出力34.6kW(47PS)/7,250rpm、最大トルク52.3Nm/5,650rpm。
並列2気筒でも270°クランクの不等間隔のパルシブに駆動を刻む、トラクション効果を重視した設定で、低い回転域が路面を蹴る醍醐味が楽しめて、中速以上ではスムーズな特性を受け継いでいる。

まさに街中からワインディングまで、あらゆるシチュエーションでスポーティに遊べる身近なネイキッド・スポーツの魅力が明確!

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車体はメインフレームをINT650とGT650をベースに、ハーリスフレームでリヤサスのマウントなど、サブフレームをコンパクトに収めた別仕様としたもの。
ホイールベースもスーパーメテオが1500mmだったのに対し1,465mmとショート化。

またクルーザーとは異なるアップライトなポジションから、シート高は795mmと一般のロードスポーツとほぼ変わらないスペックとなった。
ステップ位置もスーパーメテオのフォーワードではなく、一般的なスポーツバイクのポジション。

そして注目したいのが前後ホイール径。
ショットガンでは前18インチに後ろ17インチを履く。
前後17インチのロードスポーツ標準の足回りではなく、フロントが穏やかに追従する、どちらかというとバイクまかせな乗り方が向いている設定としているのだ。

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カスタム素材としてのイメージが全面に出ているが、こうしたハンドリングに優れている面が知れ渡れば、ネイキッド・スポーツの中心的存在となる可能性大だ。
アライメントやエンジンの重心位置設定など、いつの間にかテキトーになってしまっている日本製ネイキッドと乗り較べたら、その違いは経験の有無にかかわらずわかってしまうに違いない。

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車体色はStencil White、Green Drill、Plasma Blue、Sheet Metal Greyの4色。

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日本では2024年の8月から発売されると発表された。
価格は未定だが、海外での発表をみるとスーパーメテオにほぼ並ぶ価格帯にあり、日本での標準仕様がどうなるかによるが、大きく変わらない筈だ。

SPEC

Specifications
ROYAL ENFIELD SHOTGUN 650
エンジン
空冷4ストロークOHC4バルブ2気筒
総排気量
648cc
ボア×ストローク
78×67.8mm
圧縮比
9.5対1
最高出力
47ps/7,250rpm
最大トルク
5.33kgm/5,650rpm
変速機
6速
フレーム
スチール鋼管ダブルクレードル
車両重量
240kg(装備重量)
サスペンション
F=テレスコピック倒立
R=スイングアーム+2本サス
タイヤサイズ
F=100/90-18 R=150/70R17
全長/全幅/全高
2,170/820/1,105mm
軸間距離
1,465mm
シート高
795mm
燃料タンク容量
13.8L
価格
未定(日本では8月発売予定)
車体色
Stencil White/Green Drill/Plasma Blue/Sheet Metal Grey