各部位の小型&軽量化でオフロードの走破性を高めた最新モデル
2021年12月7日に公開された新型タイガー1200。日本で展開されるラインナップは、GT Pro、Rally Pro、GT Explorer、Rally Explorerの4車種。各モデルは、大まかに2種類に分けられ、フロント19インチ・リヤ18インチのオンロード向きモデルとフロント21インチ・リヤ18インチのオフロード向きのモデルとなっている。
発売予定時期は、2022年春以降となっており、日本での販売価格は236万4,000円〜の予定だ。
発表会でしきりにこのモデルの特徴として語られていたのは、1,160ccの新型Tプレーンエンジンと車両の軽量さだ。新型Tプレーンエンジンは、不等間隔爆発により、低回転域が扱いやすくオフロードでの走行性能を高め、中・高回転域では3気筒らしい力強いパワーとトルクを発揮し、ライダーがほとんどの時間を過ごすオンロードでの快適性を実現させる。
最高出力は前モデルから9ps向上した150ps/9,000rpm、最大トルクは130Nm/7,000rpmとなっている。
重量は前モデルから25kg以上もの軽量化。プロトタイプを試乗したモトクロス選手権15連覇のレジェンドライダー、レジェンドのリッキー・カーマイケルはその軽快さに900ccのモデルかと勘違いしたほどだったそうだ。
その他の装備に関しても、すべてのモデルにSHOWA製のセミアクティブサスペンションが装着されており、減衰力を常にモニターし積載量に応じてプリロードが自動調整される。また、サスペンションのセッティングもボタン操作で行うことができる。
もちろんコーナリングABSやトラクションコントロールも標準装備される。
また、GTエクスプローラーとRallyエクスプローラーの2モデルには、ブラインドスポットレーダーを搭載し、後方死角からの車両の接近を検知し、車両変更時にミラーに取り付けられたランプで警告してくれる。
また、アップダウン両方向に対応したシフトアシストやデイタイムランニングライト、コーナリングライト、最大6種類のライディングモードなどのハイエンドアドベンチャーマシンらしい装備が満載となっている。
New Tiger 1200 Range - Global Reveal
SPEC
- 総排気量
- 1,160cc
- ボア×ストローク
- 90×60.7mm
- 圧縮比
- 13.2対1
- 最高出力
- 150ps/9,000rpm
- 最大トルク
- 130Nm/7,000rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- チューブラースチール
- 車両重量
- 245kg(255kg)
- キャスター/トレール
- 24.1°/120mm
- サスペンション
- F=テレスコピックφ49mm倒立
R=スイングアーム+モノショック - ブレーキ
- F=φ320mmダブル R=φ282mm
- タイヤサイズ
- F=120/70R19 R=150/70R18
- 全長/全幅/全高
- 2,245(2,256)/849/1436-1497mm
- 軸間距離
- 1,560mm
- シート高
- 850-870mm
- 燃料タンク容量
- 20L(30L)
- 価格
- 236万4,000円(254万9,000円)
- ※()はExplorer
SPEC
- 総排気量
- 1,160cc
- ボア×ストローク
- 90×60.7mm
- 圧縮比
- 13.2対1
- 最高出力
- 150ps/9,000rpm
- 最大トルク
- 130Nm/7,000rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- チューブラースチール
- 車両重量
- 249kg(261kg)
- キャスター/トレール
- 23.7°/112mm
- サスペンション
- F=テレスコピックφ49mm倒立
R=スイングアーム+モノショック - ブレーキ
- F=φ320mmダブル R=φ282mm
- タイヤサイズ
- F=90/90-21 R=150/70R18
- 全長/全幅/全高
- 2,270(2,296)/849/1487-1547mm
- 軸間距離
- 1,560mm
- シート高
- 875-895mm
- 燃料タンク容量
- 20L(30L)
- 価格
- 251万9,000円(269万9,000円)
- ※()はExplorer