宮城光の趣味的バイクライフをお届けします!

雑誌「RIDE HI」ではゆっくり読めるネタを、このWEBコラムではもっと気軽に読める私のプライベートバイクライフを中心にお伝えしていこう!

世界的なパンデミックの中、RIDE HIはスタートすることとなった。紙媒体の減少、コロナ渦であるゆえに世の中のスピードへの変化が起きている。
日常的な消費材料に関しては通販インフラの充実を計るアマゾンを始め、新規参入のヨドバシカメラなど、速さを追求したビジネスの充実には目を見張る。

一方で、大量生産メーカーは、その体制変化に迫られながらも、企業規模によっては大きく舵取りができず、まだまだ時間が掛かりそうだ。そんな中、我々は読み親しんだ「紙」と、利便性の極みと言える「web」での展開を進めて行くことにした。
五感に響く直感的思考はこちらのネット上で速く端的に! 一方、論理的思考は雑誌「RIDE HI」でじっくりと楽しんでもらおうということで創刊。本日からはWebでも進行していくのでお付き合いいただければ感謝。

さて、このコラムでは私のプライベートバイクライフを中心にお伝えしていきたい。古い物ではホンダCBX、かつて乗り親しみ2台目を購入してしまったホンダXR600R。比較的新しいマシンでは、アプリリアRSV4にドゥカッティのスクランブラーデザートスレッドがある

ここに、インプレッションしたバイクや、気になるマシンも都度登場させる予定。

タイトルのAction Speedは動詞が続くネーミングだが、1995年に全米選手権参戦時代の私のチーム名だ。何事にも全力で取り組みたい想いで付けた。5年参戦した中で最も充実したシーズン、何時かもう1度と思っていた。留まることを望まないライダー読者の皆様と共に、このコンテンツも進めて行くので、よろしく。

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アプリリア RSV4

2013年型。いまだに電子制御系は衰えることのない性能で、タイヤテストやブレーキパッドにサスペンションセットのすべての基準になっている。装着しているパーツはすべて機能重視で選んだものばかり。カーボンパーツの採用で車重は190kg

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ドゥカティ スクランブラーデザートスレッド

もうすぐ3年目。アドベンチャーほどの重量感は無いものの、日本国内のオフロードや、我々アジア人の体型にはフィットするサイズだ。空冷L型ツインエンジンは、いまだ衰えることのないドゥカティらしさをライダーに伝えてくれる

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ホンダ CBX

私が二輪免許を取ったのは1978年の11月。ちょうどその時に全世界に向けてデリバリーされ始めたのがこのモデル、初期型である1979年型のCBXだ。ぱっと見た目はケイファクトリーのチタンフルエキゾースト以外には気がつかないと思うが、純正部品をうまく採用し、緻密に自分好みに仕上げてきた。今から40年も前にこんなマシンを作っていた日本の技術に改めて感心する

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ホンダ XR600R

1991年型。実はXR600Rに関しては現役時代もトレーニングマシンとして5年間乗り込んだ。久しぶりに程度の良いマシンとの出会いがあったので、懐かしさも含めて購入した。30年振りに乗るマシンは古さを感じさせるかと思いきや、むしろ新発見の連続だ。XR600Rに乗ってモーターサイクルと言う乗り物の魅力に引き込まれるばかり。コンペティションモデルながらリーガルに公道を走れるファジー感がたまらない

宮城 光
みやぎ・ひかる/1962年兵庫県生まれ。'80年代のレースブームを牽引し、ホンダワークスライダーとして活躍。現在はモータージャーナリスト、MotoGP解説者として幅広く活動する。近年はオンロードだけでなく、オフロードにも果敢に挑む

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