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【圧巻の6気筒ルックスと最新バイクと変わらない楽しめるパフォーマンスに度肝を抜かれる】 BITO R&Dならではのコンプリートマシンが誘う夢心地の世界!

  • Words:根本 健
  • Photos:海保 研(PHOTO SPACE RS)
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どこまでも他にない、プレミアム感に包まれるコンプリートマシン

1978年にデビューした世界を震撼させた空冷DOHCの何と6気筒エンジンを搭載したホンダCBX1000。
この圧巻のルックスで見る者を圧倒するレジェンドバイクは、昨今のビンテージ人気で頂点の絶対的存在として君臨している。
しかしデビューから40年以上を過ぎ、完調なコンディションを求めるのが厳しくなりつつあるいま、レストアという次元ではなく現代のハイエンド・テクノロジーでコンプリートマシンとして復活させた、まさに夢のマシンが存在するのだ。

その奇跡を実現しているのがBITO R&D。代表の美籐氏はアメリカAMAスーパーバイク、ヨーロッパの世界選手権耐久、そして世界GP頂点だった500ccクラスでメカニカル担当だった経験から、パフォーマンスとはスペックやクオリティだけでなく、扱いやすい乗りやすさとの融合を絶対条件として一切の妥協をしない。
その知見から誕生したマグ鍛ホイールやFCRキャブレターからチタンマフラーなど、数々のカスタムパーツをラインナップするトップエンド・メーカーだ。

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そしてレジェンドバイクでもう一方の雄である初代カワサキZ1のコンプリートマシンを試乗した経験から、同様に想像を遙かに超えた別次元な世界を、またの名をCB-Xと象徴的に呼ばれるこのCBX1000からも、衝撃の連続と共に感銘を心深く刻むことができた。
まずCB-Xのオーナーでないとわからない、6気筒特有のウルトラスムーズなフィーリング、金属で構成された内燃機関であることを忘れさせるすべてに柔軟でシルキーな感性がまずある。BITO R&D のCB-Xコンプリートマシンは、このシルキーさにさらに磨きがかかっていた。6連のFCRキャブレターから聞こえる吸気サウンドのハーモニィと、これまた複合トーンのミックスサウンドが心地よい6絶対に味わえないサウンドの世界だけでも、6気筒に乗っている満足感へドップリと飽きることなく浸れる。
そしてボアを2.5mmアップした1130ccが醸し出す、中速域からのいかにもマッチョな押し出しパワーに酔いしれる。
特筆すべきはその優れた過渡特性だ。ノーマルのCB-Xは、シルキーだが中速域はダッシュまでタイムラグがあり、6発すべてが加速する燃焼になるに時間がかかる。これが瞬時のワープ加速が呼びだせるのに加え、排気系との兼ね合いが見事で、高回転域のピーク域感覚がわからなくなるほど押し出しパワーが広範囲な回転域でそのまま続く。またスロットルを開けたときだけでなく、閉める側でもスパッと加速をやめるレスポンスの鋭さにも酔いしれる。レーシングマシンでなければ味わえない好感度さだ。

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もちろん世界の頂点レースを巡った知見が反映された足回りも、この怒濤の走りを演じる6気筒のパフォーマンスを、醍醐味に酔う余裕を与えてくれる懐の深いハンドリングで支える。タイヤサイズから異なるレジェンドバイクの世代を、現代の最新バイクを操っているのと変わらないニュートラルなハンドリングにまとめ上げているのだ。この奇跡といって差し支えない、レジェンドバイクではまさかの全体重をシャシーにあずけたパフォーマンス・ライディングが可能なのだ。こんな贅沢な世界に浸るには、妥協を辞さないBITO R&Dでかなりの待ち時間を覚悟する必要がある。しかしこれほどの唯一無二の世界が手に入るのなら、こだわりをお持ちの方には躊躇なしにオススメしたい。

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兵庫県豊岡市のBITO R&D 本社工場。最新の切削加工マシンが揃い、各種の高度なパーツをオリジナルのノウハウで開発生産する

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CBX750Fでもオーダーメイドならではのポテンシャルが甦り
高度な特性の数々を楽しませてくれる

皆さんは1983年にデビューしたCBX750Fをご記憶だろうか。CB750フォアから続いたホンダ4気筒の次世代を担うべく開発されたエンジンはコンパクトで、テクノロジー的には秀逸な仕様が詰まっていた。
ただデビュータイミングもあって、それほど注目をされずに過ぎてしまったが、BITO R&Dではこのポテンシャルに新たな息吹を吹き込むべく、コンプリートマシンを開発したという。
試乗してみると、Z1やCBX1000のコンプリートマシンと共通の、常識では考えられないレーシングキャブレターが醸し出す、全域スロットルコントロールに特別な知識も必要としない、まるでフューエルインジェクションのような従順さと鋭いレスポンスにパワフルなパフォーマンスに驚愕するに違いないのだ。これを楽しませる高度なサスペンションも、美籐さんのレースキャリアから可能になったしなやかで足応えを両立したフットワークで、俊敏さと安定感を兼ね備えたコーナリングが味わえる。
いまレジェンド人気で、天井知らずな高騰ぶりを横目に、実質的なクオリティの高いパフォーマンスが得られるBITO R&Dお奨めのベースマシンでもある。興味のある方は問い合わせてみることだ。

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忘れられない感銘をうけた代表作のZ1コンプリート

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最新Z900RSでも数々のスペシャルパーツが揃う

協力/ BITO R&D