スーパースポーツを意味するDAYTONAのネーミング復活はミドルの660カテゴリーだった!
トライアンフはこれまでスーパースポーツにDAYTONA(デイトナ)のネーミングを与えてきた。
その車名が2015年のデイトナ675を最後に途絶えていたのが遂に復活。
トライデント660エンジンをベースに、高回転化で一気にパワーアップ、ライバルはホンダCBR650Rを代表とする日本製ミドルで、価格面でも真っ向勝負ということになる。
エンジンはトライデント660と同じボア×ストロークで660ccのDOHC3気筒。
圧縮比を12.05:1へと高め、ピークの回転域を11,250rpmと思いきり高回転化、レッドゾーンは12,650rpmとトライデントの11,000rpmを大幅に上回る。
最高出力は95PS/11,250rpmで、ピークトルクは69Nm/8,250rpmだが、僅か3,125rpmから80%以上を発揮する超ワイドな力強さをアピール。
これにより、2気筒と変わらない扱いやすさと4気筒と同等の高回転域とを併せ持つ、ミドルクラス最強のパフォーマンスを特徴としている。
トライアンフでは珍しいフルカウルを装着、
コンパクトでスリムな車格を活かして運動性の高さをアピール!
スリムな3気筒は前後長でもコンパクト、このメリットを活かし前後のサスペンションもグレードを高め、走りに特化した仕様で日本製ミドルでは頂点のホンダCBR650Rと対等、他メーカーとはパワーで勝る位置につけている。
そしてハーフカウル仕様が多いトライアンフには珍しくフルカウル装着。
ミドル最強のイメージを纏いながら、日本での価格が108万5,000円(スノードニアホワイト/サファイアブラックのカラー、他2色は109万8,000円)とライバルのCBR650Rとほぼ変わらず、YZF-R7やNinja650との差も僅かだ。
メーターはひとつ上のクラスのストリートトリプル765Rと同仕様でカラーTFTとモノクロ液晶とのコンビネーション。オプションでスマホとBluetooth接続が可能だ。
日本へのデリバリーは3月中旬から!
車体色はサテングラナイト/サテンジェットブラック、カーニバルレッド/サファイアブラック、スノードニアホワイト/サファイアブラックの3タイプが用意されている。
発売日は未定だが、2月からヨーロッパやアメリカでのデリバリーが開始されるので、日本へも3月からの発売が可能と思われる。
詳しくはトライアンフのディーラーへお問い合わせを!
SPEC
- 総排気量
- 660cc
- ボア×ストローク
- 74.04×51.1mm
- 圧縮比
- 12.05対1
- 最高出力
- 70kW(95PS)/11,250rpm
- 最大トルク
- 69Nm/8,250rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- 鋼管ペリメーター
- 車両重量
- 201kg(90%燃料込み)
- タイヤサイズ
- F=120/70 ZR17 R=180/55 ZR17
- 全長/全幅/全高
- 2,083.8/736/1,145.2mm
- 燃料タンク容量
- 14L
- 価格
- スノードニアホワイト/サファイアブラック 108万5,000円、サテングラナイト/サテンジェットブラック、カーニバルレッド/サファイアブラック109万8,000円(すべて税込み)