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このバイクに注目
ROYAL ENFIELD
INT 650,CONTINENTAL GT650
2020model

【INT650 / GT650試乗記】何と空冷で650ツインが新発売!ベーシックINT650とカフェスタイルのコンチネンタル GT650

Photos:
真弓悟史

新しい空冷650は伝統のスタイルと活気のある走り

トラディショナルな外観と空冷650ツインは、最新の排気ガス規制をクリアしながら650とは思えない快活な走りを楽しませる

英国発祥の最古のメーカーであるロイヤルエンフィールドは、海外進出したインドで人口13億のマーケットに支えられて成功を収め、新世代の開発で世界のマーケットへ進出するまでに成長した。

現在はインドの会社とはいうものの、開発には英国人エンジニアが関わり、フレームも英国屈指の名高いハリスが設計しているため、いかにもブリティッシュテイストに仕上がっている。

SOHC空冷の並列2気筒は、クランク位相を常識的な180°や360°とせずに、敢えて270°として90°Vツインと同じビートを刻む。そのため、路面を蹴るトラクションが明確でコーナー立ち上がりの醍醐味感が楽しめる。

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冷却フィンの刻まれた650ツインは、正真正銘の空冷エンジン。排気ガス規制で次々と空冷が消えていく中、敢えて新しいスタートを切る空冷にファンの注目が集まる。

アップハンドルのINT650カフェレーサースタイルの前傾セパレートハンドルに、ロングタンクとバックステップコンチネンタル GT650の2モデルをラインナップ。

空冷エンジンならではの、ピストンクリアランスが大きめなため、スロットルを開けてからちょっとだけタイムラグがあってレスポンスする、ライダーに馴染みやすい感性がたまらない。

その走りはライダーがお尻に後輪の接地点を感じる伝統のブリティッシュツインそのもの。さすがハリスフレームで、しなやか且つ的確なハンドリングは英国流というしかない。

2モデルとも燃料タンクの塗装によって価格が細かく分かれる。ベーシックモデルのINT650が77万6,000円(税込)~と650の輸入モデルとしては破格!

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トラディショナルなINT650は燃料タンクがティアドロップ。このメッキ処理から色やグラフィックが異なる塗装タイプまで、細かく価格設定されている。

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カフェレーサースタイルのコンチネンタル GT650は、前傾するセパレートハンドルにロングタンク、後退したステップ位置などベーシックモデルよりスポーティな仕様だ。

SPEC

Specifications
Royal Enfield INT650(Continental GT650)
エンジン
空冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量
648cc
ボア×ストローク
78×67.8mm
圧縮比
9.5対1
最高出力
47bhp/7,150rpm
最大トルク
52Nm/5,250rpm
変速機
6速
車両重量
202(198)kg
サスペンション
F=テレスコピックφ41mm正立
R=スイングアーム+2本ショック
ブレーキ
F=φ320mmダブル R=φ240mm
タイヤサイズ
F=100/90-18 R=130/70-18
全長/全幅/全高
2,122/789(744)/1,165(1,024)mm
軸間距離
1,398mm
シート高
804(793)mm
燃料タンク容量
13.7(12.5)L
価格
77万6,000円~(79万5,000円~)
協力/ ロイヤルエンフィールド東京ショールーム

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