7連覇を目指すカワサキレーシングチームが2021年の体制を発表。エースであるジョナサン・レイと2年目のアレックス・ロウズのタッグで挑む。
新型マシンの手応えは上々!
SBK(世界スーパーバイク選手権)は市販車で戦う最高峰の舞台。そこで前人未踏の6連覇を達成しているのがカワサキレーシングチームのジョナサン・レイだ。今シーズンはマシンも一新。ベース車両のZX-10RRはパンクル社製の軽量ピストンやよりアグレッシブなプロフィールのカムシャフトを投入、さらにはフロントマスクでダウンフォースを稼ぐ進化を果たした。
また、エンジンチューンを施すことで、レブリミットを400rpm上げることにも成功。ライバルに競り勝つひと伸びを手に入れている。また、フロントマスクの変更はすでにテストでも効果を発揮。「コーナー脱出速度が向上した」「前輪の接地感が向上した」ジョニーからそんなコメントが出ているという。
ただ、例年のようにテストできていないのも事実。ジョニーは毎年のように契約と風洞テストなどをしに日本を訪れていたが、今年は叶っていない。
ジョニー&ZX-10RRのタッグで7連覇なるか? SBKは、5月21-23日にスペインのアラゴンで開幕する。
Kawasaki Racing Team online launch 2021 #FaceYourself
ジョナサン・レイ
1987年2月2日(34歳)
苦難のホンダ時代を経て2015年からカワサキレーシングチームに。SBK6連覇を達成した。鈴鹿8耐は、2018年が3位、2019年は優勝している。2021年はニュー10RRで7連覇を目指す!