街でもサーキットでもスポーツ心を満たしたい!
スーパースポーツからフェアリングを剥ぎ取り、アップハンドルを装着するカスタム手法が、’90年代半ば頃から欧州で流行し「ストリートファイター」というジャンルができた。
市販車は、トライアンフのスピードトリプルあたりから始まり、当時は奇抜だっただけだが、今となってはそのスタイルが主流になり、様々な排気量で人気だ。
ドゥカティはそれをそのまま車名に用い、スーパーバイク1098や848がベースの2気筒のストリートファイターを経て、パニガーレV4Sをベースとする4気筒の“ストリートファイターV4S”を世に放った。
ネイキッドにして208psという途方もないパワーは手に負えない野獣と思いきや、高度な電子制御でキッチリと調教されている。
そんなストリートファイターを、いっそう手懐けるべくアエラがパーツを開発。なかでもポジション系パーツの要であるステップとアルミ可変ハンドルは、一般道だけでなくサーキットでもテストを重ねて完成。
様々なキャリアのライダーの意見を取り入れ、バイクとの一体感とスポーツ性、安心感まで追求して完成度を高めた逸品だ。
※プライス表記はすべて税込み。2021年2月現在
アルミ可変ハンドル
7万5,900円
一般道はもちろんサーキット走行も試して設定したストリートファイター専用設計のアルミ削り出しのハンドルバー。絞り角を純正の21°に対し、19°/21°/23°にアジャスト可能。純正比で幅を-10mm、身体に5mm近づけ、高さを3mm低く設定。オプションのスペーサーを用いてノーマルより2mm/7mm高くすることも可能
ハンドルバーエンド チタンカラー
2枚セット(φ30×3mm)
4,180円
ハンドルとバーエンドの間に挟むことで、グリップから手に伝わる振動を大幅に軽減。目立たないパーツだが、長時間のライディングで疲労に差が出る
ライディングステップキット
11万円~
9ポジション可変のライディングステップは、ノーマル位置より前方に30/40/50mm、高さを-10/0/+10mmに調整でき、スポーツライディングに適したフォームが取れる。シフト/ブレーキペダル共に、足のサイズに合わせて先端部のリーチ調整も可能で、ダブルベアリング支持により剛性感のある操作フィーリングを実現。逆チェンジにも対応
ETCカバー(FRP:レッド塗装仕上げ)
4万9,280円
アルミ削り出しETCアンテナステー/タイプA
5,280円
ETC車載器の搭載場所が厳しいストリートファイター用に開発。車載器をミツバサンコーワと日本無線製アンテナ分離型に限定することで“盛り上がり感”を抑えている。FRP:レッドの他に、カーボン:ツヤ消し仕上げもラインナップ(5万7,200円)。クラッチマスター部にETCアンテナとインジケーターをまとめてすっきりと装着できるステーも用意する
エンジンスライダー
3万4,650円
万一の転倒時にエンジンや車体へのダメージを抑える。丁寧に切削されたステー部分がメカニカルな印象を高め、ベース部分にはドゥカティのイメージカラーであるレッドの差し色が入る
アエラ
バイクの“走る・曲がる・止まる”といった基本機能を、ライディングの要となるポジショニングを作るライディングステップやハンドルを主軸に追求し、自社で開発・生産を行う。アルミやチタン、樹脂素材等をCNC加工機を用いて切削する技術は高く評価される。母体は京都のカスノモーターサイクル。ドゥカティ京都やモトラッドカスノを運営し、ユーザーの声を製品に反映させる。アエラの語源は開発時に思わず出た「あー、えら(あー、しんどい)」からきている