Z900RS/CAFE専用のカスタムブランド「ARCHI」を立ち上げた
カワサキ空冷Zをはじめとする膨大なリプロダクトパーツやカスタムパーツの製作・販売で有名なPMCが、「ARCHI(アーキ)」のブランドでZ900RS/CAFEのパーツを展開。
Z1をイメージさせるロングテールカウルなどは金型による射出成型のABS製で、リプロダクトパーツで培った技術を投入。また外装パーツはほとんどの純正カラーをラインナップするため、手軽にカスタムを楽しめるのも大きな特徴といえる。
※プライス表記はすべて税込み価格(2021年11月現在)
デモ車のベースは2020年のZ900RS CAFEのファントムブルーだが、燃料タンク以外の外装パーツ(ギルズカウル、ダブル・バブル・インテーク(サイドカバー)、ロングテールカウル、チンスポイラー(アンダーカウル))はすべて純正カラーにペイントされたオリジナル製品。エンジンハンガーやサスペンションのリンクプレートなどは多重正六角形を削り込んだ“ビレット・ハニカム”で統一。リヤショックはPMCが日本総代理店を務めるYSSのモノショックMS456を装備(フルアジャスタブル。オプションの油圧リモートアジャスター装備)。ドイツThyssenKrupp(ティッセンクルップ)社のカーボン製ホイールを履いている
手曲げ1ピース ショート管マフラー
JMCA認証:車検対応仕様
14万3,000円
パイプに砂を詰め、バーナーで炙る手曲げ製法。エキゾーストフランジはアルミの鋳物で、集合部は三角パッチのTIG溶接と、昭和の香り漂うマフラー。エキゾーストパイプ部分をわずかに延長することで低速のトルク感を向上
ロングテールカウル
4万6,200円
ノーマルより60mm長く、わずかに反りながら外周にリブを持つ形状はまさにZ1。多くのリプレイス品がFRP製なのに対し、PMCのテールカウルは純正パーツと同様に金型で射出成型されたABS製。初代Z900RSおよびCAFEから現行モデルまで、国内販売モデルのほぼ全色に対応するカラーを揃える
スライトリヤフェンダー
ロングテールカウル用
1万7,600円
ロングテールカウル専用に設計されたフェンダーレスキット。一般的なアルミやスチール製ではなく、ABS樹脂にカーボン粒子を合成させたハイブリット素材を金型で一体成型。STDテールランプを60mm後方に移動してロングテールとフィット。テールランプの配線を延長するためのエクステンションハーネスも付属する
ビレット・ハニカム バックポジションキットver.2
7万7,000円
後方に20mm、上方に20mm後退させる標準ポジションと、マウンティングプレートの移動で後方に30mm、上方に30mm後退する2ポジション可変。左右ペダル軸はスムーズでダイレクトな操作が出来る、両面シールドボールベアリングを採用。ステッププレートやヒールガード、ペダルは切削によるハニカムパターンが刻まれ、他のビレット・ハニカムパーツと統一性を持ったカスタムが可能
チェンジロッドリテーナー
9,350円
クランクケースから長く突き出したチェンジロッドを回転抵抗が極めて低いニードルベアリングで支えることで、高い操作性とシフトフィーリングを実現。リップ付きオイルシールと内側にOリングを装着することでグリスを封入し、外部からのゴミや埃の侵入を防ぐ
ビレット・ハニカム サブフレーム
5万5,000円
メインプレートをアルミ無垢材から削り出し、最大で20mmの厚さを持つ。フレーム剛性を高めるとともに、万一の転倒時にシリンダーを守る。多重正六角形を削り込んだデザインがドレスアップ効果を高める。写真のマットブラックの他にシルバーもラインナップ
ラジエターキャップ
6,600円~
ARCHIのブランドロゴを削り出したアルミのキャップは、STDのラジエターキャップの上から装着するイージーフィット。シルバー、ブラック、ゴールドの3種のアルマイトカラーを用意する
雑誌RIDE HI NO.8
RIDE HI NO.8では、2022年に50周年を迎える『KAWASAKI Z1』に試乗!
PMC
1989年に二輪販売業として操業を開始。カワサキZ系を中心に、販売車両を整備するために入手困難なパーツの製作をはじめ、ゴム製グロメットの様な小物から各種エンジンパーツ、マフラーや塗装済みの外装パーツセットなど、膨大なリプロダクトパーツをリリース。自社ブランドのカスタムパーツや国内外の有名パーツも扱う。タイ製サスペンション「YSS」の日本輸入販売元として、各種レース参戦やサポート、企画。開発も行っている。「ARCHI(アーキ)」はZ900RSのマフラーやカウル、およびNinja ZX-25Rの美しく機能的なカスタムパーツを開発&製造するブランド