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ヨンフォアはカタログもカッコいい!

インターネットもスマートフォンも無かった時代、そのバイクを詳しく知りたければペーパーのカタログを手に入れるのがいちばんで、工夫を凝らし、ページ数の多いカタログも多かった。

CB400FOURのカタログも、大胆なキャッチコピーと写真で魅力いっぱいの10ページ。1974年の初代408ccモデルのカタログをここに公開!

ちなみにこのカタログは、最近ヤフーオークションに出品されていたものを約7,000円で落札したもの……。しかし47年も前のものとは思えないほどキレイで良かった……。

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忘れられないインパクト「おお400。」

カタログの表紙。4気筒エンジンと市販車初の集合マフラーをアピールする、低い位置から煽った写真が印象的で、“4into1”の文字も入る。キャッチコピーの「おお400。」は、CB350FOURからの排気量アップやモデルチェンジ、また当時は400ccモデルが比較的少なかったことからも400cc/4気筒をフィーチャーする目的だったと推測。メーカー名や車名の文字が小さいのも珍しい。

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後期モデルは、「おまえは風だ。」から「お前が好きだ。」に変更された

流し撮りのコーナリングと、写真に載せたエンジン性能曲線のグラフ。このグラフはメカニズム解説のページと重複しているが、それだけ走りを主張したかったのだろう。
キャッチコピーの“おまえは風だ。”はバイク雑誌の広告にも使われたが、このフレーズが当時社会問題になっていた暴走族や暴走行為を助長すると物議を醸したため、次のカタログ(1976年の398cc発売時)や広告では“お前が好きだ。”に変更された。

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カラーバリエーションなど

レッドとブルーのスタイリング写真と、マルチに組んだ走り写真、および車体寸法の見開きページ。上段には“見た一瞬、胸が躍った。”、“お前に乗って、いま、風になる”、“待っていた。いつか逢える、と。”といった詩的なフレーズが並ぶ。

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マフラー

表紙と同じ“4into1”の書体を用いて集合マフラーを解説。図版によって排気ガスの流れを見せ、気筒ごとの干渉による排気効率の促進や、サイレンサー内での消音効果を詳しく説明している。

“出力の向上、消音効果、さらに軽量化と機能美。
量産二輪車に採用するための技術的難関を研究・テストの結果
完成したホンダならではの高効率集合排気システム、それが〈4into1〉です。”

と、市販車初の技術を強く主張している

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折り返しページを開くと、三面見開きのメカニズム解説。
左ページのエンジンは、当時としては珍しい6速ミッションや、プレーンベアリングで支持する一体構造のクランクシャフト、鍛造のコンロッドといった特徴を説明。

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裏表紙

裏表紙は、リンク式のバックステップを指差して説明する身体の写真。カフェレーサー(当時のホンダとしてはスーパースポーツ)をイメージさせるカットだ。

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