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ツーリングで道に迷わないコツは?【教えてネモケン078】

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A.あらかじめ、簡単な略図に道路の番号などを書いておきましょう!

方向音痴の私は、ツーリングに出かけるとすぐに道に迷ってしまいます。
一人でロングツーリングに行こうと考えているのですが、
道に迷わないコツなどはあるのでしょうか?

道に迷う、あてのない旅も良いものです

ひとりで行くソロツーリングこそ、もっとも醍醐味を味わえる「旅」だとボクは思っています。見知らぬ土地を訪ね、未だ見ぬ様々を想像して緊張し、意外な出逢いにほのかな期待を寄せ、何とかなるだろうという成り行きまかせが実は大好きで、あらかじめ行程を決めずにアテもない旅にハマっていた時期もありました。

たとえばツーリングからの帰り道、高速道路からふと目に留まった山間に見え隠れする山村……よし次はあそこへ行ってみようとおよその見当をつけておきます。そして、次のツーリングの出発時に高速道路のサービスエリアでもらえる地図だけを見て、どっちが北でどのあたりが山なのか程度の情報で突き進んでいきます。そして飛ばさない。
農家の軒先に何か柿や大根などが干してあったら、バイクを止めて見に行くとか、小さな漁港があって地元の人たち向けの魚市場がありそうという気配だけで海沿いに向かうとか、そんな行き先を決めない旅人気分を満喫していました。

もっと言うと、山中の小さな神社に立ち寄って、そこにそびえ立つ杉を見上げながら、山の厳しい自然と暮らしてきた人々の時代を超えた生きざまに思いを巡らせたり、煙がたなびく焼き畑を眺めながら、昔から引き継がれた人の世の豊かさを感じたり……。
そんな、バイクのエンジンを切った静寂の中に身をおく過ごし方も心が癒されます。

そして何より人々との会話ほど心を奪われるものはありませんよね。旅ってつくづく人との出会いだと思う……なんて松尾芭蕉気分?な自分に酔ったりするのも、人生を相応に過ごされたライダーならおわかりになるでしょう。

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田園風景の中に、長い時間を過ごすその土地の人々の歴史を感じる

結局、道に迷わないコツは、事前に用意して覚えること

スミマセン、ご質問の道に迷わないコツについて回答していませんでした。
しかし、地図が読めないとか、方向音痴とかおっしゃる方に、そのコツをお教えするのがいかにムズカシイかを痛感しているひとりとして、正直なトコロ自信を持ってお答えできないと思います。
こればかりは日常的に地図を利用していないと、感覚的に身につかないのと、最近は四輪用のカーナビだけでなく、バイクでもスマホのマップなど、自分の位置や道路の進路情報が得られるので、ますます地図を見ない人が増えていて、経験を積めばといっても説得力がないですよネ。

もちろん予定を組んだ旅で、目的地に到着できないのは困りものですが、一度路肩に停まってバイク用ナビやスマホの地図アプリなどを使えば、まず何とかなるのではないでしょうか。
実はナビがなくても、道路標識(青い看板)にある○○市100kmなどの案内表示と、国道や市道などに振り分けられた何号線とかの表示を使えばある程度まで辿り着けるので、あらかじめ簡単な略図にこうした情報を書き留めておくのがおすすめです。

目的地に近づいたら、コンビニやガソリンスタンド、それに地元商店などの人に聞くのが一番でしょう。誰かに迷惑をかけたくないと言われる方もいるので何ともですが、ボクはこうしてほぼ地図ナシで出かけたことが何度もありました。

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何号線だとか、行き先の名前を覚えておけば、道路標識である程度の場所まではたどり着けるはず

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ゆっくり走り、ちょっと路肩に停まってみるだけで新しい発見がある

Words:根本 健 Photos:高島秀吉