【2022年1月17日更新!】購入権申込受付を開始
カワサキは、BimotaのNEWモデル「KB4」の購入権申込受付を1月17日(月)16時から開始した。
KB4は初期入荷台数に限りがあるため、購入権は抽選となっている。また順次入荷する車両をスムーズに納車するため、入荷予定に合わせて複数回抽選を実施するとのこと。
受付期間
第一期受付期間:2022年1月17日(月)16時~1月31日(月)
※第二期以降の受付期間は決定次第WEBページにて案内があるとのこと。
詳しくはこちら「Bimota KB4 申込受付サイト」をチェック!
以下、12月20日時点での情報。
カワサキがビモータ取り扱いに関する発表会を、カワサキプラザ東京等々力で開催した。
店内には先日のEICMAで発表されたばかりのKB4が鎮座。
実物は写真で見るよりもシャープでスタイリッシュ。そしてビモータらしい仕上げの美しいバイクだった。
今回の発表は、今後ビモータは日本全国50店舗のカワサキディーラーとモトコルセで購入できることとなったという内容。ちなみに、カワサキ × ビモータ初のモデルであるTESI H2の取り扱いは、これまで通りモトコルセとなる。
カワサキモータースジャパンの社長・桐野英子さんがアンベールを行った
イタリアのビモータCOOである、ピエルルイジ・マルコーニさんもオンラインで参加
「600ccクラスの車格で1,000ccのパワフルなエンジンを搭載したかった。そのために、ラジエターを後ろに持ってきたのです。KB1からKB3までのデザインにインスパイアは受けているが、イノベーションを取り入れ、デザインが先行したものは作らない。という、ビモータのコンセプトがあります。」
今回、日本で販売されるビモータKB4はNinja1000SXよりも43kg軽量
KB4は、Vintage Inspiredのコンセプトで誕生し、1970年代の象徴的なビモータならではのクラシックスタイルと、ビモータが考える現代的なバイクを高い次元で融合させている。
オリジナルシャシーにNinja 1000SXのエンジンを搭載。エンジン前部にフロントフレームを持ち、エンジンをフレームの一部として考えるビモータならではの独自設計。特徴的なサイドビューは、テールカウルに収めたラジエターに空気を導くための流路を確保するためだ。
日本上陸は2022年3月頃。楽しみに待ちたい!
初期販売台数に限りがあるため、本モデルの商談権は抽選。申込方法や受付開始日等の詳細は、後日HPにて告知されるそうだ。
https://www.kawasaki-motors.com/mc/bimota/
Bimota KB4 | Official video |
テールカウルにラジエターを内蔵
KB4の目玉のひとつが“ハイプレッシャー・クーリング・システム”と呼ぶ、ラジエターの配置。デザインの特徴でもある車体側面の導風路から、テールカウル内に備えたラジエターに空気を送り、電動ファンで吸い出す冷却システム。ラジエターを一般的なエンジン前から移設したのは、ホイールベースを短縮して車体をコンパクトにすることでコントロール性を高めるのが目的という
スイングアームにサスペンション機能を集約
リヤサスペンションはスイングアームにショックユニットとリンク機構を集約。エンジン後部に配置したアルミ削り出しのプレートにスイングアームピボットを設け、サスペンションのリンクアームを繋ぐことで、大きなフレームを持たない車体レイアウトに対応、リヤショックはオーリンズのTTX36を装備。スイングアームはアルミ塊から削り出した3分割構造で、TESI H2では3ピースを接着剤で接合していたが、KB4は溶接組み立てとなる
フロントはコンベンショナルな倒立フォーク
フロントフォークはオーリンズのφ43mm倒立フォークを装備。ブレーキはブレンボのラジアルモノブロックStylemaとφ320mmディスクを装備。フロントフォークを支えるトリプルツリーとトップブリッジは、ビモータならではのアルミ削り出し。メインキーはカワサキの純正パーツだろう
大型液晶パネルの現代的なコクピット
メーターはNinja 1000SXと同じ4.3インチフルデジタルTFTカラー液晶。表示もNinja 1000SXに準ずると思われるが、キーONの起動時はbimotaのロゴが表示されるようだ(YouTubeのビモータ公式チャンネルのKB4 RCオフィシャルビデオで確認)。左右のハンドルスイッチや燃料キャップはカワサキ純正パーツ
アルミ削り出しのステップはポジション可変
スイングアームピボットを外側から挟む形状のステッププレートに設けた偏芯アジャスターを回すことで、ステップの位置を変えられる。ドライブスプロケットカバーはビモータのロゴが入ったカーボン製
丁寧に縫製された本革シート
シートは薄手だが、一般的なスーパースポーツとは異なる美しいステッチが施される。ストッパーにはロゴが型押しされる
マフラーはカワサキ純正
エキゾーストパイプから集合部やチャンバーを含め、エキゾーストはNinja 1000SXの純正。サイレンサーもエンドキャップとヒートガードはビモータオリジナルのカーボン製だが、本体は純正品
RC(レースカフェ)の名を持つネイキッドは、コンセプトモデル
Bimota KB4 RC | Official video |
EICMAで発表されるまで、その存在を完全に隠していたKB4 RC。桐野社長も直前までその存在を知らなかったという。
KB4 RCのKB4とは異なるスタイルとディティールを見てみよう!
フロントのシュラウドからテールに繋がる流路がより強調されているため、既存のカウルレス車とは一線を画したスタイル。テールランプやフェンダーがスイングアームマウントの低い位置にあるため、テールカウル内のラジエターの存在感が増す独特なリヤビューも魅力的
ネオレトロ顔のネイキッドは電子制御式サスペンションを装備!
丸型のLEDヘッドライトはKB4と共通だが、こちらはメッキのリムもZ900RSやW800用と思われる。ライトケースとデジタルメーターのケースを支えるアルミ削り出しのステーがモダンな形状。フロントフォーク(マルゾッキ製)のトップキャップから伸びるハーネスから、電子制御サスペンション装備と推測。よく見るとセパレートハンドルのクランプ部の形状がKB4と異なるので、ポジションも違うのか? またKB4では装備されているステアリングダンパーも未装着。燃料タンク前部のエアボックスカバー(?)の形状も、KB4と若干異なる
カスタムライクな2本出しのメガホン
エキゾーストはエキパイからすべてブラックだが、形状的にはチャンバーまでNinja 1000SXの純正と思われる。ビモータのロゴが入る2本出しのサイレンサーはARROW製。果たして純正装備かオプションか? リヤショックはマルゾッキ製
リヤセクションもオリジナル
KB4と異なりテールランプやナンバー、リヤフェンダーがスイングアームにマウントされるタイプのため、ラジエターファンを保持するテールライト下面のパーツの形状が異なる。KB4はカーボン製だが、このRCはアルミ製か?
ストッパーも異なる
テールカウルの形状がKB4と微妙に異なり、シートストッパーはRCには小振りなタイプが装備される
SPEC
- 11.8対1
- 最高出力
- 104.5 kW (142HP)/10,000 rpm
- 最大トルク
- 111Nm(11.3 kgf-m)/8,000 rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- 高張力鋼トレリス・フロントフレーム+アルミ削り出しピボットプレート
- 車両重量
- 194kg
- キャスター/トレール
- 24°/100.8 mm
- タイヤサイズ
- F=120/70 ZR17 R=190/50 ZR17
- 全長/全幅/全高
- 2,210/765/1,165
- 軸間距離
- 1,390mm
- シート高
- 810mm(±8mm)
- 燃料タンク容量
- 19L
- 価格
- 437万8,000円