現行モデルでは少数派の空冷エンジンが、またひとつその歴史に終止符を……
ホンダの1,140cc空冷並列4気筒エンジンを搭載したCB1100 EX ファイナルエディションとCB1100 RS ファイナルエディションが、10月8日に発表された。
現行のCB1100シリーズはこの2モデルをもって国内販売向けの生産を終了するという。
CB1100シリーズは、「こだわりを持った大人の価値観に見合うロードスポーツモデル」というコンセプトで開発されたモデルだ。
初めて、ユーザーの前に姿を現したのは、2007年の第40回東京モーターショーの試作車CB1100F。その後、2009年の第41回東京モーターショーに市販予定車として出品され、2010年3月11日にCB1100<Type I>としてCB1100シリーズの最初のモデルが発売された。
それから11年、マイナーチェンジや特別仕様車など10種類以上のモデルが発売、高い人気を誇ったまま排ガス規制などの理由もあり、惜しまれつつファイナルエディションを迎えることになった。
空冷エンジンが減少していく理由についてはこちら(どうして空冷エンジンが消滅していくのですか?【教えてネモケン012】)。
予約期間は10月8日〜11月30日、販売計画はシリーズ合計1,600台
CB1100 EX/RS ファイナルエディションは、予約期間限定で販売され、その期間は2021年10月8日(金)から11月30日(火)までとなっている。2車種合計1,600台の限定となっており、予約が多ければ予約期間終了前に受け付けを中断もしくは、終了するとのこと。
CB1100のファイナルエディションが欲しい人は、早めにお近くのホンダドリームに問い合わせをするといいだろう。
CB1100 EX Final Edition
(キャンディークロモスフィアレッド)
カラーリングに、深みのあるレッドを採用した「キャンディークロモスフィアレッド」と、ベーシックな佇まいを強調する「ダークネスブラックメタリック」の全2色を設定。前後フェンダーをクロームメッキ仕上げとすることで、トラディショナルな印象をより高める
CB1100 RS Final Edition
スポーティなネイキッドスタイルを引き立てる全2色のカラーリングを設定。「マットジーンズブルーメタリック」には、ブラウンのシートとブラウンゴールドの前後ホイールを組み合わせ、モダンな印象を持たせる。「マグナレッド」には、ブラックのシートとブラウンゴールドの前後ホイールを組み合わせ、よりスポーティな印象を際立たせる
CB1100 EX Final Edition キャンディークロモスフィアレッド
CB1100 EX Final Edition ダークネスブラックメタリック
CB1100 RS Final Edition マットジーンズブルーメタリック
CB1100 RS Final Edition マグナレッド
SPEC
- 総排気量
- 1,140cc
- ボア×ストローク
- 73.5×67.2mm
- 圧縮比
- 9.5対1
- 最高出力
- 66kW(90ps)/7,500rpm
- 最大トルク
- 91Nm(9.3kgf・m)/5,500rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- ダブルクレードル
- 車両重量
- 255kg
- キャスター/トレール
- 27°/114mm
- タイヤサイズ
- F=110/80R18 R=140/70R18
- 全長/全幅/全高
- 2,200/830/1,130mm
- 軸間距離
- 1,490mm
- シート高
- 780mm
- 燃料タンク容量
- 16L
- 価格
- 136万2,900円
SPEC
- 総排気量
- 1,140cc
- ボア×ストローク
- 73.5×67.2mm
- 圧縮比
- 9.5対1
- 最高出力
- 66kW(90ps)/7,500rpm
- 最大トルク
- 91Nm(9.3kgf・m)/5,500rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- ダブルクレードル
- 車両重量
- 252kg
- キャスター/トレール
- 26°/99mm
- タイヤサイズ
- F=120/70ZR17 R=180/55ZR17
- 全長/全幅/全高
- 2,180/800/1,100mm
- 軸間距離
- 1,485mm
- シート高
- 785mm
- 燃料タンク容量
- 16L
- 価格
- 136万2,900円