気持ちが醒めないタイミングでカスタムパーツを届けたい
レジェンドバイクとしても人気の高いスズキGSX1100Sカタナ。その名車をメーカー自身が現代的にアップデートし、2019年に新型カタナが登場した。
国内販売は19年5月31日に開始されたが、なんとその2日後に、フルエキゾーストマフラーから足周りまでフルカスタムしたマシンを生み出したのが大阪のケイファクトリー。
事前に車両を入手したのではなく、1年以上も前からディーラーに予約し、発売日に引き取りに行って製作したというから驚きだ。
自社パーツだけでなく、バイク好きの感性でパーツをチョイス!
自社製パーツの他にもオーリンズのフロントフォークはバイク用品店で長さの合うモノを購入し、BSTのカーボンホイールは手持ちのカワサキZRX1200R用を加工して装着。「溶接や曲げなど金属加工のすべてを行う“製造メーカーだからできる”というところを見せたかったし、(パーツが出揃うのを)待たされている間に気持ちが醒めてしまうこともあるでしょう。だから最速のタイミングで世に出したかった」と同社代表の桑原さん。
新型バイクやカスタムに対する、ライダーのワクワク感を大切にする気持ちが、最速カスタムを実現。現在では様々なパーツが開発を終え、販売を開始している。ウェブをチェックしてみてはいかがだろう。
ケイファクトリーWEBサイト「KATANA('19-)」
※プライス表記はすべて税込み価格です(2021年1月現在)
CLR-RG+フルエキゾーストマフラー
ヘキサゴンサイレンサー(JMCA認証)
26万9,500円
鮮烈なゴールドの焼き色がカタナのスタイルを引き立てるフルチタンマフラー。独自の3Dベンダーによって、φ42.7mmの極太エキゾーストパイプを、直線部分を一切持たない曲線で仕上げる。集合は4-1方式で、テールパイプと接合するフランジとエンドキャップをジュラルミンから削り出したテーパー&異形6角断面のヘキサゴンサイレンサーに繋がる。重量はわずか2.3kg。JMCA認証の車検対応品
ライディングステップ
アップタイプベース仕様
6万2,700円
ジュラルミンを高精度で削り出した4ポジション可変のステップキット。シフト/ブレーキペダルは操作フィーリングに長けた同軸タイプで、剛性の高いベアリング仕様で、逆チェンジも可能。装着製品は標準の4ポジションを20mmアップ/10mmバックさせる“アップタイプベース”をセットしたステップキットで、ハンドルバーを前方にオフセットした場合にも対応できる8ポジション可変となる。カラーはシルバー、ブラック、ゴールドを用意
ビレットブレーキレバー
2万6180円
レバーガード
9,350円
転倒時も折損しにくい可倒式のビレットレバーに、ブレーキ時のタッチを調整できるレバー比(2段階)の可変機構を備えたモデル。別売りのレバーアジャスターやアジャスタブルワイヤーセットの装着が可能。シルバー、ブラック、ゴールドの3色を用意。レバーガードは左右兼用でクラッチ側にも装着可能で、エンド部はゴールド、ブラック、シルバー、ブルー、レッドの5色
ラジエターコアガード
3万1,350円
飛び石や虫の飛来からラジエターのコアを守る。耐久性の高いステンレス製で、前輪からの巻き上げが多い中央部は目が細かく、両サイドは冷却性を考慮した粗目のハニカムメッシュ。プレス仕上げのラジエターサイドカバーはプロトタイプ
エンジンカバースライダー 右側
2万350円
エンジンカバースライダー 左側
1万4,850円
エンジンスライダー
1万780円
カバースライダーは、エンジンカバーと形状を合わせて摩擦係数の低いジュラコンをマシニングで精工に削り出しているため、転倒時に衝撃を分散してダメージを軽減する。エンジンスライダーはベース部と本体のジュラコンの間に硬質ゴムを挟んだ2重構造で衝撃吸収性をアップ(左右セット)。アルミ削り出しのセルモーターカバーはプロトタイプ
フロントアクスルスライダー
8,800円
転倒時にフロントフォークのレッグ部やアクスルシャフトを保護。本体は摩擦係数の低いジュラコン、ベース部はジュラルミンにゴールドアルマイトを施し、足元をお洒落に引き締める
ステンレス製ローダウンリンクプレート
7,150円
カタナに乗りたいが足着き性が不安……という悩みを解消。純正リンクプレートと交換することでシート高を下げて足着き性を改善。-5mm、-10mm、-15mmダウンの3種類を用意する
スタンドフック M8
7,480円
メンテナンススタンドで車両を立てるためのスタンドフック。本体は硬質樹脂でキャップ部はアルミ製。ブラック、シルバー、ブルー、ゴールド、レッドのアルマイトカラーを用意。BSTのカーボンホイールやサンスター製のディスクローターに合わせて、ブレンボ2POT用のキャリパーサポートを製作している
ケイファクトリー
連続した曲げ加工が可能な「3Dベンダー」を二輪業界で初めて使用し、手曲げに劣らぬ美しい曲線と機械曲げの正確差で高い性能を維持するフルエキゾーストマフラーを製作。ブルーの焼け色付きのマフラーの草分け的存在でもあり、旧車から最新モデルまで膨大なラインナップを誇り、オーダーマフラーの製作も行う。またライディングステップをはじめ、CNCマシンによるビレットパーツも数多く制作する、金属加工のプロフェッショナル