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このバイクに注目
KAWASAKI
Ninja ZX-25R
2020model

【ZX-25R試乗記】ZX-25Rの登場で、ホンダ&ヤマハ&スズキはどう動く?

Photos:
高島秀吉

2020年、250ccクラスに4気筒エンジンを投入してきたカワサキ。そのスポーツ性の高さは、単純に「回るエンジンは気持ち良い!」と思わせてくれる。実は現在のフルカウル250ccブームは、2008年に発売されたNinja 250Rからスタートしている。今回のNinja ZX-25Rの登場で他メーカーも動くかもしれない……というか動いて欲しい、というのが今回のテーマである。

現代の技術で作られた250cc /4気筒は、以前存在したモノとはまったく異なり、とても趣味性が高いバイクに仕上がっている。単気筒や2気筒にはない、4気筒特有のパワーバンドキープ&1万8000rpmまで回し切れる乗り方はビッグバイクに慣れた感性にも新鮮で、コーナリングマシンの原点とも言えるピュアな楽しさは、ワインディングでもサーキットでも味わえるものだった。
だからこそ、他メーカーにもスポーツ性を追求したピュアスポーツバイクをつくって欲しいと思った。そこでここからは僕の主観で、各メーカーで乗ってみたいと思う250cc /4気筒を想像してみたい。だって全メーカーが並列4気筒を出してきたら、それはそれで面白いと思う反面、やはりカワサキの二番煎じにしか思えないからだ。

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ワインディングではヒラヒラと舞ように走れる。高い回転まで回すこともできるし、前走車がいる時は、4000〜5000rpmの中速域を使いながら走れる。小排気量のストレスは感じない

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フルカウルのスタイリングがスポーツバイクの印象を強めるが、Ninja ZX-25はのんびり走るのも得意。前に座って、上体を起こしていればポジションはそれほどキツクない

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この日は九州の阿蘇のワインディングを終日楽しんだ。ご覧のようにコンディンションは抜群。ワイディングの合間に覗く麓の景色も見ることができた

というわけで、まずはホンダ。ホンダに期待するのは250cc /4気筒なら第一希望はV型、並列4気筒ならカムギアトレインにしてみて欲しいところ。もしくはV型3気筒なんかもスリムで軽くて面白いはず。V型はカムシャフトやカムチェーン、シリンダーの数が多くなったり、コスト面で厳しいがやっぱり乗ってみたい。
ヤマハはここ最近の流れでいったらやっぱり並列3気筒。250ccの等間隔爆発で、その爆発間隔が広がるとどんなフィーリングなるんだろう? 想像するだけで楽しそうだ。
スズキはやっぱり油冷の並列4気筒がいい。細かいフィンでエンジンがカッコいいと最高。他とキャラクターを変えるならあえてロングストロークでも面白いはず。

好き勝手想像してみたけれど、僕はやっぱり今までに体感したことのないフィーリングを持つエンジンに乗ってみたい。それがメーカーの個性に直結するからだ。

ちなみにカワサキにはまだまだ期待が大きくて、ネイキッドのZ250RSやスーパーチャージャー付きのZ H25とかはそれほど未来の話でない気がしてしまう。さらにさらに、ビモーターにはこの250cc/4気筒エンジンを使ってテージやスペシャルなスポーツバイクもつくって欲しい!

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Ninja ZX-25の偉いディテールのひとつは、左右のレバーにきちんとアジャスト機構を装備しているところ。ビギナーが購入するモデルにこそこういった装備を充実させるべきなのだ

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ビッグバイクにない細いリヤタイヤが軽快なリーンを約束。難しさを感じさせないハンドリングが250ccの美点のひとつだ

さあ、皆さんの乗ってみたい、もしくは各メーカーから登場して欲しい250ccクラスはどんなバイクでしょう?

RIDE HI 創刊号では、そんなカワサキNinja ZX-25を18ページで大特集。
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カワサキの本気が詰まった「Ninja ZX-25R」。最新テクノロジーを駆使して制作された250cc/4気筒の実力をネモケンと世界GP250ccクラスチャンピオンの原田哲也さんが検証。

協力/ カワサキモータースジャパン
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