車線変更は真横も見て確認
ツーリングも慣れてくるほどまだ行ったことのない遠くを目指したくなる。
そうなると必然的に高速道路を利用する。そこで気をつけたいのが、追い越しなどで車線変更をするシーン。
右側バックミラーで隣の車線を来る後続車を確認しつつ……と思った途端!
真横にトラックが並走していてビックリ!
場合によってはクラクションを鳴らされた経験があるかも知れない。
なぜこのように、ふってわいたように突然クルマが出現するのか……実は右後方の至近距離は、バックミラーの死角、ミラーに映らないエリアを生みやすいのだ。
ということで、後方から隣の追い越し車線を走ってくる車輌が見えないと思っても、車線変更をするときに真横をチラッと見て確認する慎重さを忘れずに。
夕闇はとくに車間と他車の速度が読みにくい
さらにバイクのバックミラーは、反射を抑える関係でやや暗く映る。これが夕闇の時刻になると、いきなり見づらくなるのはご存じの通り。
とりわけ車間距離をはかるのは、正確さを欠くというかボンヤリとしか見えていない状態へ陥ることが多い。
ただよく見えないからといって、バックミラーを注視している時間が長いと、前方を見るのが疎かになり、気づかないうちに前車との車間が詰まって慌てることになる。
車線変更は真横も必須だが、後方をよく確かめる必要があるのを心しておこう。
バイクに慣れてくると、追い越し加速など瞬時にこなせるパフォーマンスに馴染んで、流れをリードする存在でいることを前提にしがち。
そうなると自分がペースを落としたとき、他車がひたひたと近づいてくることの意識が行かなくなり、クルマに急ブレーキを踏ませたりしかねない。
高速道路はペースが異なる同士による事故が圧倒的多数を占める。
自らの身を守る運転がバイクの基本。
追い抜かれるときも、あらかじめ予知しておくのが、驚いて慌てたりしないために必要なこと。
他車との位置関係を常にはかりつつ走るのが肝要だ。