8月29日、MotoGP第12戦イギリスGPの決勝レースがシルバーストーンサーキットで行われた。クシタニがサポートするMoto2のIDEMITSU Honda Team Asiaライダー、小椋 藍は9位、ソムキアット・チャントラは17位。Moto3のHonda Team Asiaライダー、國井勇輝は24位でレースを終えた。
國井のチームメイト、アンディ・ファリド・イズディハールは、新型コロナウイルス感染症の影響でイギリスのビザが発給されず、イギリスGPを欠場することになった。
イギリスGPは2020年に新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったことから、2年ぶりの開催。シルバーストーンサーキットは、これまでのサーキットに比べて気温が低め。6km近い全長を持つコースは18ものコーナーで構成され、ストップ&ゴーの箇所が少なく高速サーキットに分類される。
Moto2
Moto2の決勝レースを、小椋は5列目14番グリッドから、チャントラは6列目18番グリッドからスタート。
小椋は1周目で11番手に浮上。チャントラは、21番手に後退したが、3周目には20番手にポジションを上げる。小椋は12周目に10番手に浮上し、残り4周で前方のライダーが転倒を喫したことで、9位でフィニッシュ。チャントラは中盤以降、18番手付近を走行。17位でレースを終えた。
小椋 藍(IDEMITSU Honda Team Asiaプレスリリースより)
「正直、今日の結果は期待した以上のものでした。今週の状況を考えると、9位という順位は可能な範囲でのベストポジションだったと思います。レースは良かったです。他のほとんどのライダー達と同じ、ハードタイヤをリヤに選択し、ソフトタイヤを履いた予選のQ1とQ2と同様のタイムを出すことができました。ラップタイムもコンスタントでした。トップ10でこの週末を終えることができてとても良かったと思います」
イギリスGPでは全体として苦戦した小椋。9位でレースを終えている
ソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asiaプレスリリースより)
「レースの序盤、タイムをロスし、トップグループとの戦いの中で多くのミスを犯してしまいました。自身のベストラップを刻み、何とか立ち直ろうとしたのですが、最終的にはまたポジションを落してしまい、ポイントを獲得できませんでした。厳しい週末でした。次戦のアラゴンでは、すべてにおいて良くなると確信しています」
チャントラはポイント圏外の17位に終わった
Moto3
Moto3の決勝レースを、國井は8列目23番グリッドから迎えた。しかし、國井は予選中に喫した16コーナーでの転倒が無責任な走行とみなされ、決勝レース中にロングラップペナルティを科されることに。
スタート後、國井はロングラップ・ペナルティを消化。しかし、國井は少しずつ前のライダーとの差を詰めていき、残り8周で0.2秒を切るほどまでに接近すると、その翌周にはポジションをアップ。さらに、前を走るライダーが転倒リタイアとなったことで、國井は24位でレースを終えた。
國井勇輝 (Honda Team Asiaプレスリリースより)
「この週末は、とても厳しいものでした。自分のバイク、そして自分自身に自信が持てませんでした。完全に自信を無くしてしまいました。今年の自分にとっての最悪のレースでしたし、厳しい現実です。ロングラップペナルティを受けたことで、さらに状況は複雑になりました。このペナルティを受けた後、単独での走行になりましたが、レース中は自分の走りに集中し、ベストを尽くしました。今週何が起こったのかをしっかりと解析し、アラゴンでは良いレースができるように頑張ります」
ロングラップ・ペナルティを受け、苦しいレースとなった國井
世界で戦うライダーを支える
クシタニがサポートするMoto2、Moto3ライダー
Moto2(チーム:IDEMITSU Honda Team Asia)
小椋 藍
ソムキアット・チャントラ
Moto3(チーム:Honda Team Asia)
國井勇輝
アンディ・ファリド・イズディハール
記事:KUSHITANI LOGS
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